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肺がんQ&A
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QA肺がんになると、どのような症状がでるのですか?

 肺がんは、がんの発生部位によって大きく二つに分類され、それぞれで症状は異なります。肺の入り口の太い気管支にできる癌は「中心型肺がん」とよばれ、早い時期から症状が出てきます。それに対して、肺の奥の方に発生する癌は「末梢型肺がん」とよばれ、早期の段階ではまったく症状がありません。

 まず、「中心型肺がん」の方から見ていきましょう。

 まず、もっとも注意してほしいのは血痰です。血痰は真っ赤でなくとも、少しばかり筋をひくような感じのものも含みます。血痰は、がん組織などが崩れるために生じてきます。痰は風邪をひいたりしたときによく出ますが、風邪で血痰が出ることはあまりありませんので、血痰が出た場合には注意が必要です。特にヘビースモーカーの方で血痰が続く場合は肺がんを疑うことが大事です。

 痰が出る時間帯は、朝方起きたときが多いようです。ただ、本当は24時間同じように出ているのだけれども、寝ているうちは体外に排出されずに溜まっていることが多く、それで朝方にどっとでてくるという結果になります。

 いずれにしても、血痰が2週間以上出るようであれば、至急、専門医に診てもらうことが重要です。この中心型肺がんは、圧倒的に男性に多く、特に喫煙者に多い癌です。

 一方、末梢型肺がんの方は、早期のうちにはまったく症状が出ないことが多いので健康診断などでとるX線撮影などで発見するしかありません。仮に症状が見られるようになった場合は、すでにかなり進行した状態だと考えられています。末梢型肺がんは、男女とも頻度は中心型よりも高く、特に女性では大部分が末梢型肺がんです。

QA1たばこと肺がんは本当に関係がありますか?

 当然、関係があります。喫煙者の死亡率は、非喫煙者に比べて、男性で4.45倍、女性で2.34倍といわれています。また、40歳以上の日本人男性、12万人以上を長期間にわたって調査した結果、1日に25本以上たばこを吸う人は、吸わない人に比べて、咽頭がんが90倍以上、肺がんが7倍以上の死亡比になることがわかっています。

 肺がんの罹患率は、本数と喫煙期間に比例するといわれていますが、これは本数が多ければ多いほど、また喫煙期間が長ければ長いほど、罹患率も上昇するということを意味します。

「喫煙指数」というものがありまして、これは、喫煙の「1日の本数」×「年数」で割り出しますが、その数値が400を超えると非常に高いリスクを背負うことになるといわれています。400というのは、たとえば、1日に20本のたばこを20年にわたって吸いつづけるということです。20歳から吸い始めたとすれば、40歳まで1日に20本のたばこを吸ってきた人はいっそうの注意が必要だと言えるでしょう。

 そうした喫煙と肺がん罹患率の関係において、非常に重要なことは、「喫煙開始年令」です。たばこを吸い始めた年令が低ければ低いほど、危険性は高くなるといわれています。同じ20年でも、30歳から50歳まで吸った場合よりも、20歳から40歳まで吸った場合のほうが、より、危険性が高いということです。

QA2肺がんは遺伝するって本当ですか?

 結論から申しあげますと、証明はされていないけれども可能性は高いといえるでしょう。というのは、家族の中で、肺がんになった人がいる場合には、そうでない人よりも2~3倍、リスクが高いという報告があるのです。これは喫煙者、非喫煙者、いずれの場合も同様です。

 遺伝子が関係していることがはっきりと証明されているのは、乳がんと大腸がんです。このふたつのがんの一部については、がん発生遺伝子が特定できていますので、明確に因果関係を認めることができますが、肺がんはそこまで至っておりません。

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