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気になる胆石
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食生活の欧米化により、『胆石』をもつ人が増加しています。

 胆石をつくらないためには、「規則的でコレステロールの少ない食事」と「太りすぎないこと」に気をつけましょう。

 

成人の5〜10%は、胆石もち

 一般におなかが痛くなると、まず、胃や腸の病気が疑われます。しかし、急に起こる激しい腹痛は、「胆石」が原因の場合も少なくなくありません。

 胆石を持つ人は、ここ数十年で急激に増加しており、現在は、「日本人成人の10人〜20人に1人は、胆石をもっている」と推計されています。増加の主な要因は、脂肪摂取量の増加など、食生活の欧米化にあるといわれています。

 年代別では、高齢者ほど胆石をもっている人が多く、男女比で見ると、男性より女性の方が多くなっています。これは、妊娠や更年期に変化する女性ホルモンの影響が一因と考えられています。

 

胆石とは?

 胆石は、胆汁の成分が、胆のうや胆管で固まって、石状、または泥状、砂状になったもの(結石)で、主成分によって、いくつかの種類に分けられます。

 多いのはコレステロールからできる「コレステロール胆石」と、ビリルビンからできる「ビリルビン胆石(色素胆石)」です。

 最近は、食生活の変化で、脂肪を多くとるようになったため、コレステロール胆石が増える傾向にあり、胆石全体の6割以上をしめています。

「コレステロール胆石」は、胆汁が濃縮され、コレステロールが飽和状態になりやすい、胆のうに多く見られますが、「ビリルビン胆石」は、細菌感染などによる炎症で胆汁の流れが悪くなることが原因で総胆管に多く見られます。

 

胆石の痛み

 胆石があると、必ず「強い痛み」を伴うと思われがちですが、胆のうの中にできる胆石の場合、胆石があるというだけでは痛みは生じません。

 ほとんどの場合、無症状で推移し、健康診断などで、胆石がみつかるケースが多くなっています。このように、これといった症状がない胆石を「無症状胆石(サイレント・ストーン)」といいます。

 では、痛みが生じるのはどんなときでしょうか?

 食後、食べ物が十二指腸に入ると脂肪の消化を助けるために、胆のうが収縮し、ためてあった胆汁を送り出します。このとき、胆のうの中にあった胆石がいっしょに動いて、胆のう管の狭い部分に詰まると激痛が起きます。これが、「胆石発作」です。また、総胆管にできるビリルビン胆石の場合、総胆管の出口(十二指腸乳頭)付近の狭い部分に、胆石が詰まると、同じように痛みの発作を起こします。

 

胆石発作

 胆石発作では「みぞおちから右上腹部、背中」が痛みます。「ぎゅーっと痛んで、ふわっと遠のく」といった、強弱のある"さしこむ痛み"が特徴といえます。背中の痛みは、右の肩甲骨の下側辺りに生じます。

 痛みは、急にはじまり、数十分から数時間で、ほとんど治まるといった場合もあります。

 発作がおきやすいのは、夕食を食べてから数時間後です。これは、一般的に、夕食にはエネルギーや脂肪を多くとりがちで、胆のうが活発に動くため、胆のうの胆石が動きやすくなるからです。

 

胆のう炎や胆管炎に注意

 胆のう炎や胆管炎が起きている場合は、次のような症状が起こります。特徴的なのは、「持続性の鈍痛」と、「だんだん上昇する発熱」で、熱は39℃を超えることもあります。胆石発作後に、これらが入れ替わるように起こることもあります。また、症状が軽い場合には、右上腹部に鈍痛を感じるだけのこともあります。

 高熱が数日たっても下がらない場合は、そのまま放置しておくと、胆のうが破れて、胆汁がもれ、腹膜炎を起こす危険もありますので、注意が必要です。

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